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思索 電子回路 論評等 byホロン commux@mail.goo.ne.jp

TL431を使用した30V2A電源の製作

2010-08-08 23:57:49 | 電子回路
【追記:2010/11/17】
2N3055のhFEがあまり大きくないため、大電流出力時にダーリントンのC2383が壊れる恐れがあります。よってC5000に変更しました。

【追記:2010/8/23】
重要な点を見逃していました。
TL431のVca(CA間の最大定格電圧)は37Vでした。電源回路が正常動作していれば大丈夫ですが、何らかの原因で暴走したりするとTL431が壊れてしまいます。よって保護用としてTL431のCA間に36Vのツェナ(RD36E:NEC)を入れてください。
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点線内がTL431の等価回路です。
このように、高精度の2.5V基準電源とオペアンプとNPNトランジスタで構成されています。
これだけの機能がワンチップに内蔵されているので、電源製作が非常に楽になります。
これで1個80円(共立電子)は安い!

TL431は基準電源ICの決定版と言えるでしょう。

図の電源回路の出力電圧は20kΩのボリュームで、2.5~30Vの範囲で可変できます。
電流制限回路は0.33ΩとNPNトランジスタ1個で構成しており、2Aで制限がかかります。

質問等ありましたら、ご遠慮なくコメント欄に記入してください。(^^)

関連記事:定電圧電源を作ろう③制御 2009-12-21

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1 コメント

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神はサイコロ遊びをする (グローバルサムライ)
2024-04-30 05:05:15
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。

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