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阿片王―満州の夜と霧 (新潮文庫) 文庫 – 2008/7/29
佐野 眞一
(著)
アヘンを制するものは支那を制す。中国人民の尊厳と国力を奪うアヘン密売の総元締めとして、満州における莫大な闇利権を一手に差配し、関東軍から国民党までの信を得た怪傑・里見甫。時代の狂気そのままの暴走を重ね、「阿片王」の名をほしいままにしたその生涯を克明に掘り起こし、「王道楽土」の最深部にうごめく闇紳士たちの欲望劇のなかに描き出す構想十年、著者の最高傑作!
- 本の長さ579ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2008/7/29
- ISBN-104101316384
- ISBN-13978-4101316383
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2008/7/29)
- 発売日 : 2008/7/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 579ページ
- ISBN-10 : 4101316384
- ISBN-13 : 978-4101316383
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,211位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,222位新潮文庫
- - 11,836位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947(昭和22)年東京生れ。
出版社勤務を経てノンフィクション作家に。主著に、民俗学者・宮本常一と渋沢敬三の交流を描いた『旅する巨人』(大宅賞)、エリートOLの夜の顔と外国人労働者の生活、裁判制度を追究した『東電OL殺人事件』、大杉栄虐殺の真相に迫り、その通説を大きく覆した『甘粕正彦 乱心の曠野』『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校では教わらない日本がやってきたことがとても詳しく伝わりました。ある意味アジア諸国で日本が抜きん出たレベルにあったことでアメリカは警戒して潰しにかかったかもしれません。
2023年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
阿片王と呼ばれた、人物が同じ九州出身で、興味をもつて、書籍を購入しました。
満州軍の活動資金が、阿片からの資金だとしり、ビックリ、更に、戦犯の岸信介の選挙資金としり
ビックリしています。
満州軍の活動資金が、阿片からの資金だとしり、ビックリ、更に、戦犯の岸信介の選挙資金としり
ビックリしています。
2023年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本のかつてのアジアでの加害行為はそれなりに知っているつもりだった。
中国のアヘンといえば、イギリスとのアヘン戦争のイメージしかなく、イギリスはひどいことするなぁ、と思っていた。
日本では僕も含めてあまり知られてないと思う、日本人による中国での莫大なアヘン利権。中国人民の廃人を増やそうが、莫大な利益を拡大していったということ。多くの日本人が知るべきこと。
強烈なエピソードは、アヘンの販売は日本が管理していたため、公認の販売所には「日の丸」が掲げられていたという話。中国の田舎の人は、「日の丸」はアヘンの商標マークだと思っていたとのこと。
全くひどすぎることではあるが、阿片王こと里見甫の、不世出のキャラのせいか、読んでいてとてもおもしろい。
まぁ、戦争が終わってからの里見甫は、裁判に出た後は、表舞台にはあえて出なかったらしい。戦時中に幹部だったにもかかわらず、戦後に総理にまでなった岸◯介なんかは、本当に潔くないというか、気持ち悪いというか。。
中国のアヘンといえば、イギリスとのアヘン戦争のイメージしかなく、イギリスはひどいことするなぁ、と思っていた。
日本では僕も含めてあまり知られてないと思う、日本人による中国での莫大なアヘン利権。中国人民の廃人を増やそうが、莫大な利益を拡大していったということ。多くの日本人が知るべきこと。
強烈なエピソードは、アヘンの販売は日本が管理していたため、公認の販売所には「日の丸」が掲げられていたという話。中国の田舎の人は、「日の丸」はアヘンの商標マークだと思っていたとのこと。
全くひどすぎることではあるが、阿片王こと里見甫の、不世出のキャラのせいか、読んでいてとてもおもしろい。
まぁ、戦争が終わってからの里見甫は、裁判に出た後は、表舞台にはあえて出なかったらしい。戦時中に幹部だったにもかかわらず、戦後に総理にまでなった岸◯介なんかは、本当に潔くないというか、気持ち悪いというか。。
2006年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
また8月15日を迎え、総理の靖国に行ったか行かないかが話題になる。
行ったら行ったで、行かなければ行かないで騒ぐマスコミにはまったく
腹がたつことがある。
それはさておき、この部厚い本を寝床で読みながら、結局、もう一つの日中戦争は阿片の分捕り合戦であったかという意を強くした。
底流にアヘン戦争があったと理解すれば何かと理解しやすくなる。
まさに暴力団の資金源であるが、これが大東亜共栄圏の資金源であったとは。。驚きであった。
行ったら行ったで、行かなければ行かないで騒ぐマスコミにはまったく
腹がたつことがある。
それはさておき、この部厚い本を寝床で読みながら、結局、もう一つの日中戦争は阿片の分捕り合戦であったかという意を強くした。
底流にアヘン戦争があったと理解すれば何かと理解しやすくなる。
まさに暴力団の資金源であるが、これが大東亜共栄圏の資金源であったとは。。驚きであった。
2020年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
可の評価でしたが、古ぼけてはいたものの良品でした。
2021年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴重な本だと思います。年月をかけて調べてもこれが限界かあと言った印象。正にブラックボックス。もちろん知り得た内容を出版まで漕ぎ着けるのは並大抵の意思では出来ないことです。十分尊敬に値します。
国策として里見甫の才能を活かし、政府によるアヘン専売の収益を財政健全化の柱とし、効率的に機密費をも作り上げました。
アヘンに群がる人々の顔ぶれがゴージャスなことと言ったら、開いた口が塞がらない。
この本で現代の日本において懸念されることを主に2点学びました。
1点目は、国を支える豊富な人材です。当時、国がエリート教育を体系的に施したからこそ、次々と高い能力を持った人々が輩出され、戦後の日本を発展させてきたのでしょう。もちろん軍事教育ですし、内容は戦後に黒塗りされるものも多く賛同しかねます。しかし、今では教育が軽視され、日大を見れば明らかなように、金儲けのビジネスでしかありません。これでは国が劣化するのは当たり前です。
2点目は、国が傾き、不景気が続く時代の戦争は組織悪を最大限に発揮します。民族殲滅です。国のために皆のためにという言葉を流し、権力者は麻薬、偽札などで荒稼ぎし、敵味方の区別なく、民衆が搾取され、貧困化しました。軍隊は国民を守ることはありません。昨今日本への武器納入にあたり、欧州各国が商機を求めているようです。税金によって外交に力を入れても、将来的な国内産業の成長に結び付くよう、国の存続のために必要な支出とすべきではないでしょうか。このままでは、経済安全保障など無理です。
他の方のレビューにもありましたが、梅村淳の記載が冗長でマイナス1です。本書は重要で語り継がねばならないことが多く、稀少性が高いと思います。是非とも読みやすく再編集して、次世代のために出版し直してほしいと願うばかりです。
国策として里見甫の才能を活かし、政府によるアヘン専売の収益を財政健全化の柱とし、効率的に機密費をも作り上げました。
アヘンに群がる人々の顔ぶれがゴージャスなことと言ったら、開いた口が塞がらない。
この本で現代の日本において懸念されることを主に2点学びました。
1点目は、国を支える豊富な人材です。当時、国がエリート教育を体系的に施したからこそ、次々と高い能力を持った人々が輩出され、戦後の日本を発展させてきたのでしょう。もちろん軍事教育ですし、内容は戦後に黒塗りされるものも多く賛同しかねます。しかし、今では教育が軽視され、日大を見れば明らかなように、金儲けのビジネスでしかありません。これでは国が劣化するのは当たり前です。
2点目は、国が傾き、不景気が続く時代の戦争は組織悪を最大限に発揮します。民族殲滅です。国のために皆のためにという言葉を流し、権力者は麻薬、偽札などで荒稼ぎし、敵味方の区別なく、民衆が搾取され、貧困化しました。軍隊は国民を守ることはありません。昨今日本への武器納入にあたり、欧州各国が商機を求めているようです。税金によって外交に力を入れても、将来的な国内産業の成長に結び付くよう、国の存続のために必要な支出とすべきではないでしょうか。このままでは、経済安全保障など無理です。
他の方のレビューにもありましたが、梅村淳の記載が冗長でマイナス1です。本書は重要で語り継がねばならないことが多く、稀少性が高いと思います。是非とも読みやすく再編集して、次世代のために出版し直してほしいと願うばかりです。
2014年9月25日に日本でレビュー済み
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次は、今話題の、慰安婦、本当の事を書いてもらいたいでっす。 私の親父
2008年11月28日に日本でレビュー済み
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まったく評価できない。自信満々に書いている断定的記述に客観的な事実として間違った点が多い。例えば辻政信がノモンハンやガダルカナル、インパール作戦を指揮した・・・うんぬんの記述があるが、辻はインパールとは無関係だ。昭和通商が公的文書に一切出てこないという記述についても、「あるよ」と言っておこう。また、ソ連侵攻のさいに関東軍は12トンの阿片を日本国内に運び込もうとしたがGHQの知るところrとなり・・・うんぬんの記述については、歴史を語る資格さえない。ソ連侵攻は1945年の8月、GHQは戦後の日本統治のための連合国の組織だから、錯誤として済ますにしてもあまりにお粗末極まりない。40ページで読むのを止めた。これ以上読み続ける価値がない。歴史の迷路ではなく、書き手の中の迷路をともに彷徨いたい暇な人にお勧め。