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葉緑体スーパーオキシドジスムターゼ[chloro-plastic superoxide dismutase]

  葉緑体に局在するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)で,大部分の植物では銅亜鉛SOD(CuZn-SOD)であるが,限られた植物で鉄SOD(Fe-SOD)も含まれる.[[細胞質CuZn-SOD>細胞質スーパーオキシドジスムターゼ ]]と異なり,葉緑体CuZn-SODのアイソフォームは1種で,植物間のアミノ酸配列の変化が小さい.葉緑体SODはチラコイド膜のストロマ側でPSI複合体にP700当たり約1分子が弱く結合し,その局所濃度は約1 mMと高く, PSIの光還元で生じるO2-がストロマに拡散する前に生成部位で消去できる.アスコルビン酸ペルオキシダーゼとともに葉緑体の*光・酸素障害を防ぐwater-waterサイクルを構成している.

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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:43:37